ウツボグサ/(カコソウ)靫草
砥峰高原/2006.07.03


ウツボグサは草丈が低く、手入れの行き届いた草原や道沿いのやや開けた所で、よく見かける。
緑の中に穂の紫が美しく目立つ。名につくウツボとは、弓の矢を入れる靫(ウツボ)のことであり、
独特の花穂(かすい)の姿が似ていることから名付けられた。

かつて人里でも多く見られたが、最近ではあまり見かけなくなった、
枯れた花穂は夏枯草(かくそう)と呼ばれ、利尿薬として漢方に用いられる。
シソ科。花期6〜8月。分布:沖縄を除く日本全土。


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