ささやかなアクシデント | ||
カラオケの翌日、春の便りを求めて山へ出掛けました。 | ||
お目当ては蕗の塔、1998年2月16日に六甲のトゥエンティー クロスで見付けていたので楽しみに出掛けました。 |
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この日は風が冷たく、寒い一日でした。 今の時期はこれといって何もなく、時折藪椿の赤い花が目に 入りほっとさせてくれます。 |
アクシデントが有ったのは、川岸の藪椿を写し終え、登山コースへ戻ろうと川を石伝いに渡ろうとしていた時でした、乗せた脚の下の石が水の中へ沈んでしまいました、私の足と共に力なく水の中へ入って行くのを感じながら・・・ |
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寒空で濡れた靴下を絞る惨めさは何時しか笑いを誘っていました、片足を水に突けただけで済んだ安堵感も有ったのか、いたずら坊主がへまをした様にも思えたのです。靴の中の水を捨てながら何かが吹っ切れたように笑っていました。 歩きはじめの気分の乗らない不快感を何時までも引きずりながらの山歩きでしたが、ささやかなアクシデントで目が覚めた感覚でした、タオルで濡れ物を処置し、使い捨て懐炉を濡れた靴に入れ次ぎの目的地へ歩き始めました |
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蕗の塔は見れませんでした。 去年の大水で蕗の塔が出る川の中州にどっさり山土が覆い被さり、地質が変わっていました。 |
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残念、又何時か出て来るでしょう! |
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2000.02.15 ささやかなアクシデント 池田秀信 |
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写真 1998.02.16ネコヤナギ(猫柳) 1998.03. ヤブツバキ(藪椿) |